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ロックウールとグラスウールの違いとは?断熱材選びのコツ

ロックウールとグラスウールの違いとは?断熱材選びのコツ

ロックウールとグラスウール、どちらも優れた断熱材として知られています。
しかし、その特性は微妙に異なり、住宅への導入を検討する際には、それぞれのメリット・デメリットを理解することが重要です。

特に、近年注目を集める遮熱材との併用は、断熱効果の更なる向上に繋がる可能性を秘めています。

今回は、ロックウールとグラスウールの違いを比較検討し、遮熱材との併用による効果について解説します。

ロックウールとグラスウールの違いを比較

断熱性能の比較

ロックウールとグラスウールはどちらも高い断熱性能を誇りますが、湿気への反応に違いがあります。
グラスウールは吸水性・吸湿性があり、湿気が繊維に浸入すると体積が減少し、断熱性能が低下する可能性があります。

一方、ロックウールは水や湿気に強く、断熱性能の低下が少ないため、湿気の多い場所でも効果を発揮し続けやすいです。
これは、繊維と繊維の間に空気を抱き込むことで断熱効果を生み出す断熱材において、重要な特性です。

グラスウールは湿気によって繊維間の空気が減ってしまうのに対し、ロックウールはその影響を受けにくいのです。

耐熱性能の比較

耐熱性能においても、ロックウールはグラスウールを上回ります。
ロックウールは700℃以上で収縮が始まるのに対し、グラスウールは300℃以上で収縮が始まり、600℃で機能しなくなります。
どちらも建築基準法で不燃材料として認定されている高い耐熱性を有しますが、より高温環境下での使用を想定する場合は、ロックウールが適しています。

吸音性能の比較

吸音性能は、密度と厚みに依存します。
どちらも密度と厚みが増すほど吸音率は向上し、4,000Hz程度まで効果があります。

しかし、密度が低い場合、ロックウールは低周波域、グラスウールは高周波域でより高い吸音率を示します。
そのため、吸音したい音域に合わせて適切な製品を選択することが重要です。

価格とコストパフォーマンス

価格面では、一般的にグラスウールの方がロックウールよりも安価です。
しかし、ロックウールの高い耐久性と湿気への強さを考慮すると、長期的なコストパフォーマンスは必ずしもグラスウールの方が優れているとは限りません。

使用する場所や条件によって最適な選択肢は変わるため、総合的なコストを比較検討する必要があります。

ロックウールやグラスウールを遮熱材との併用!併用しない場合と断熱効果の違いはある?

ロックウールやグラスウールに遮熱材を併用するメリット

断熱材は伝導熱と対流熱への対策に効果がありますが、輻射熱には効果が限定的です。
遮熱材を併用することで、輻射熱を反射し、建物全体の熱負荷を軽減できます。

特に夏場の直射日光による熱を効果的に抑制し、室温の上昇を抑えることが期待できます。

サーモバリアとの併用効果

サーモバリアのような高純度アルミ箔を使用した遮熱材は、輻射熱を効果的に反射します。
ロックウールやグラスウールと併用することで、伝導熱、対流熱、輻射熱の全てに対応できるため、より高い断熱効果が期待できます。

適切な遮熱材の選び方

遮熱材を選ぶ際には、アルミの純度、施工場所、予算などを考慮する必要があります。
屋根、壁、床など、施工場所によって適切な遮熱材は異なります。

まとめ

ロックウールとグラスウールは、それぞれ異なる特性を持つ優れた断熱材です。
湿気への強さや耐熱性ではロックウールが優位ですが、価格面ではグラスウールが安価です。

どちらを選択するかは、使用する場所の環境や予算、長期的なコストパフォーマンスなどを総合的に考慮して判断する必要があります。

また、遮熱材との併用は、断熱効果を飛躍的に向上させる有効な手段です。
特にサーモバリアのような高性能な遮熱材は、輻射熱対策に大きく貢献し、快適な住環境を実現する上で重要な役割を果たします。

当社ではスカイ工法という工法により、工場や倉庫の環境改善を行っております。
サーモバリアの導入も併せて検討されている方も、ぜひ当社にお気軽にお問い合わせください。

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