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エアーコンプレッサーの故障症状からわかる故障の原因について解説

エアーコンプレッサーの故障症状からわかる故障の原因について解説 | その他

エアーコンプレッサーは、工場や製造現場において欠かせない存在です。
しかし、長年使用していると、さまざまな故障が発生する可能性があります。
故障は、作業の遅延やコスト増加に繋がり、深刻な事態に発展するケースも少なくありません。
そこで今回は、エアーコンプレッサーの故障症状から原因を特定する方法、そして、故障を未然に防ぐための対策について解説していきます。

□エアーコンプレッサーの故障症状から原因を特定する方法

エアーコンプレッサーが故障すると、さまざまな症状が現れます。
症状から原因を特定できれば、適切な対応を早めに行うことができ、修理費用を抑えることも可能です。

1: 圧力低下

・エアフィルターの詰まり
・圧力スイッチの故障
・圧縮機の摩耗
・オイル不足

2: 異音

・ベアリングの摩耗
・圧縮機の異常
・駆動ベルトの劣化

3: 温度上昇

・冷却ファン故障
・オイル不足
・圧縮機の負荷過多

4: オイル漏れ

・オイルシール劣化
・オイルタンク破損
・オイルレベルゲージの故障

5: 水漏れ

・ドレンコック故障
・エアタンク内の水抜き不良
・圧縮機の冷却水漏れ

□エアーコンプレッサー故障を未然に防ぐための対策

エアーコンプレッサーの故障は、適切なメンテナンスによって予防することができます。
日々の点検や清掃、定期的なオイル交換など対策を講じることで、故障のリスクを最小限に抑えましょう。

1: エアフィルターの清掃

エアフィルターは、空気中の塵埃やゴミを捕集し、圧縮機への侵入を防ぐ役割を担っています。
定期的に清掃を行うことで、圧縮機の性能低下や故障を防ぐことができます。

2: オイル交換

オイルは、圧縮機の潤滑や冷却、摩耗防止に重要な役割を担っています。
定期的に交換することで、圧縮機の性能維持と寿命延長に役立ちます。

3: ドレンコックの確認と排水

エアタンク内に溜まった水は、腐食や凍結の原因となります。
定期的にドレンコックを開けて排水し、エアタンク内を乾燥状態に保つことが大切です。

4: 駆動ベルトの点検と交換

駆動ベルトは、圧縮機を回転させる役割を担っています。
劣化や摩耗が進行すると、ベルトが切れたり、滑ったりして、圧縮機が停止する可能性があります。
定期的に点検を行い、必要に応じて交換しましょう。

5: 周囲環境の確認

コンプレッサーは、高温多湿な環境や埃っぽい環境では、故障リスクが高まります。
周囲の環境を清潔に保ち、適切な温度と湿度を維持することが重要です。

6: 使用時間の制限

長時間の連続運転は、圧縮機への負担が大きくなり、故障の原因となります。
適切な運転時間と休止時間を設けることで、圧縮機の負荷を軽減することができます。

□まとめ

エアーコンプレッサーは、適切なメンテナンスを行うことで、長期間安定稼働させることができます。
故障を早期発見し、修理費用を抑えるためには、日々の点検と清掃、定期的なオイル交換が重要です。
これらの対策を講じることで、エアーコンプレッサーのトラブルを予防し、工場や製造現場の安定稼働を維持しましょう。

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