投稿日：2024.08.15

省エネのメリットについてご紹介します！

将来を見据え、持続可能な社会の実現を目指している方の中には、省エネについて興味がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
企業として省エネに取り組むことのメリットを具体的に知りたい、具体的な施策や取り組み事例を知りたいと思っている方も多いことと思います。
この記事では、企業が省エネに取り組むメリットを分かりやすく解説し、コストダウン、企業価値向上、設備の安定稼働という3つの観点から具体的な事例や施策を紹介します。

□省エネの重要性

省エネとは、省エネルギーの略で、石炭や石油、天然ガスなどのエネルギー資源を無駄遣いせずに効率よく使うことを指します。
日常生活での電気を無駄にしないことや、エアコンの設定温度を適切に調整すること、さらには少ないエネルギーで効率よく稼働する製品を利用することなどが省エネの一環です。
私たちの身の回りには、冷蔵庫やエアコン、お風呂、スマートフォンなど便利なモノが溢れていますが、これらを動かすためにはエネルギーが必要です。
そのエネルギーを生み出すための資源が、石油や石炭、天然ガスなどです。

省エネの重要性を理解するためには、まず「なぜ省エネが必要なのか」を知ることが重要です。
これにはエネルギーの安定供給確保と地球温暖化防止という2つの意義があります。

1: エネルギーを安定供給するため

石油や石炭などのエネルギー資源は有限であり、人間がこれらを作り出すことは現時点ではできません。
つまり、無計画にエネルギーを使い続ければ、近い将来これらの資源が枯渇し、豊かな生活を維持することが難しくなる可能性があります。
エネルギーを安定供給し続けるためには、現在ある資源を長期間にわたって保つことが必要です。
これにはエネルギーの使用を節約し、効率的に活用する省エネの取り組みが欠かせません。

2: 地球温暖化防止のため

地球温暖化は近年、深刻な問題となっています。
産業革命以降、技術の発達と共に私たちの生活は豊かになりましたが、同時に石炭や石油、天然ガスの大量消費により大気中に排出される二酸化炭素が増加しました。
これが地球温暖化の原因の一つです。
地球温暖化が進むと、異常気象の頻発や海面上昇、生態系の変化など、さまざまな悪影響が現れます。
地球を持続可能なものにするためには、エネルギーの使用を抑え、二酸化炭素の排出を減らす必要があります。

□企業が省エネに取り組むメリットとは？

企業が省エネに取り組むことによって得られる3つのメリット（コストダウン、企業価値向上、設備の安定稼働）をそれぞれ詳細に解説し、具体的な事例や施策を紹介します。

1: コストダウン

省エネは、電気料金や燃料費などのエネルギーコストを削減し、企業の収益向上に貢献します。
例えば、照明をLEDに交換したり、空調の効率を高めたりすることで、大幅な電気料金の削減が期待できます。
また、省エネ設備の導入や運用管理の改善により、エネルギー消費量を抑制することで、コストダウンを実現できます。

具体的な事例としては、製造業において、工場の照明をLEDに交換することで、電気料金を約30%削減できたという事例があります。
また、オフィスビルにおいて、空調の効率化や省エネ型のオフィス機器の導入により、電気料金を約15%削減できたという事例もあります。

2: 企業価値向上

世界的にカーボンニュートラルが叫ばれるなか、省エネを推進し脱炭素化に貢献することは企業価値の向上につながります。
また、近年の金融市場では脱炭素化への取り組みを評価基準に追加する動きが見られるため、投資家からの評価向上・企業の競争力強化にもつながるでしょう。
具体的な事例としては、自動車メーカーが電気自動車の開発や販売に力を入れているように、企業が環境問題への取り組みを積極的に発信することで、顧客からの信頼を得ることが期待できます。