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エアー配管の種類と特徴!エアー配管に欠かせない部品も解説

エアー配管の種類と特徴!エアー配管に欠かせない部品も解説 | その他

工場やオフィスビルなどの設備管理に携わる方にとって、エアー配管の選定や施工は悩みの種かもしれません。
「エアー配管の種類が多くて、どれを選んだらいいのかわからない」「最適な配管材を選定することが難しい」と感じている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、エアー配管の種類と特徴、エアー配管に欠かせない部品を紹介します。

□エアー配管の種類と特徴

エアー配管とは、圧縮空気を送るためのパイプのことです。
工場やオフィスビル、病院など、様々な場所で空気圧を利用した機械や設備を動かすために使われています。
エアー配管には、用途や使用する空気圧力、環境条件に合わせてさまざまな種類があります。

1: 鋼管

鋼管は、強度が高く、耐圧性に優れているため、高圧のエアー配管に最適です。
一般的に、炭素鋼、ステンレス鋼、合金鋼などが使用されます。
炭素鋼は安価ですが、腐食に弱いため、防錆処理が必要です。
ステンレス鋼は、耐食性に優れ、メンテナンスが容易ですが、炭素鋼よりも高価です。
合金鋼は、強度と耐食性を兼ね備えていますが、さらに高価になります。

2: 樹脂管

樹脂管は、軽量で、加工が容易なため、施工が容易です。
また、耐食性にも優れており、水や薬品に強いことから、様々な用途で使用されています。

代表的な樹脂管には、塩ビ管、ポリブテン管、架橋ポリエチレン管などがあります。
塩ビ管は、安価で、耐薬品性に優れていますが、耐熱性が低いのが欠点です。
ポリブテン管は、耐熱性、耐薬品性に優れ、軽量で、保温性も高いことから、近年注目されています。
架橋ポリエチレン管は、耐用年数が長く、耐久性に優れていることから、給水管や給湯管などに多く使用されています。

3: アルミ管

アルミ管は、軽量で、耐食性に優れ、加工が容易なことから、様々な用途で使用されています。
特に、腐食しやすい環境や、軽量化が求められる用途に適しています。
ただし、強度が鋼管ほど高くないため、高圧のエアー配管には適しません。

□エアー配管に欠かせない部品

エアー配管を安全に、そして効率的に運用するためには、配管材だけでなく、さまざまな部品が必要となります。
ここでは、エアー配管に欠かせない部品の種類と特徴、それぞれの役割について解説します。

1: 管継手

管継手とは、配管と配管をつなぐための部品です。
配管の向きを変えるエルボ、複数の配管を接続するクロス、配管の径を変えるソケットなど、様々な種類があります。
管継手は、配管の強度を維持し、漏洩を防ぐために重要な役割を果たしています。

2: バルブ

バルブとは、エアーの流量を調整したり、止めたりするための部品です。
ボールバルブ、ゲートバルブ、グローブバルブなど、さまざまな種類があります。
ボールバルブは、開閉が迅速で、操作が簡単です。
ゲートバルブは、大口径の配管に適しており、流量調整にはあまり適していません。
グローブバルブは、流量調整に適していますが、開閉が遅く、操作が難しいです。

3: 防食剤

防食剤とは、配管を腐食から守るためのもので、防錆剤、防食テープなど、様々な種類があります。
防錆剤は、配管表面に塗布することで、腐食を防ぎます。
防食テープは、配管に巻きつけることで、腐食を防ぎます。
防食剤は、配管の寿命を延ばし、安全性を高めるために重要な役割を果たしています。

4: 断熱材

断熱材とは、配管の熱損失を防ぐためのものです。
グラスウール、発泡ウレタンなど、さまざまな種類があります。
断熱材は、配管に巻きつけることで熱損失を防ぐことで、エアーの温度を一定に保ち、効率的なエアー配管システムを実現するために重要な役割を果たしています。

□まとめ

エアー配管の種類は、用途や使用する空気圧力、環境条件に合わせてさまざまなものがあります。
適切な配管材を選定し、安全で効率的なエアー配管システムを構築することで、工場やオフィスビルの設備管理をより効果的に行うことができます。
また、エアー配管を安全に、そして効率的に運用するためには、配管材だけでなく、管継手、バルブ、防食剤、断熱材などの部品も必要となります。
これらの部品を適切に選定し、組み合わせて使用することで、より安全で効率的なエアー配管システムを構築しましょう。

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